この時点で、建物のボリュームを図る意味でも基本設計と簡単な概算見積もりを取っておくと良いでしょう。ご自身の目標予算はきちっと伝え、ご希望やご要望もきちっと伝えましょう。
多少的はずれでもいいんです。御施主様は皆さん素人なんですから、恥ずかしがらずに疑問もぶつけてみましょう。 そんなときの対応の仕方で担当者の人となりを見極める材料にもなりますよ。
生活しやすく愛着のもてる家を造るために、ご自分やご家族の意見を設計者に伝え、形にして何度となく納得いくまで打ち合わせしましょう。もちろん予算の都合も織り込みつつ、出来るだけ希望に近づけるように、具体的に物を決めていくことも大事です。
そこで、基本設計のポイントは?
まず、設計者に家族のことを知ってもらいましょう。
家族構成のみならず、ご自分や家族の趣味であったり、お子さんがやっているスポーツ、または、家財道具・書籍・CDなどの荷物の量など様々なことをお話ししてください。設計者が施主の事を知れば知るほど質疑応答が的確になって、提案するプランがお施主様の理想に近づいてきます。意外と当たり前な事ですが案外疎かにされるポイントです。一番重要なことですからよく話してみましょう。
優先順位を決める
やりたいこと・必要なもの・欲しい機能などに優先順位を決めていきます。やりたいことを全部出来ることが理想的なのですが、多くの場合、予算の都合や敷地形状などで、泣く泣くあきらめることも必要になってきます。その為に優先順位を決めておくことをおすすめします。
例えば
書斎がほしい・アイランド型のキッチンがいい・床暖房が必要・家族みんなで集まれるリビング・家族や友人たちとバーベキューが出来る庭・風通しがよい家など、要望自体は具体的な形でなくても良いので、とにかく要望として設計者に伝えておきましょう。その上で、みんなで優先順位を決めていきます。その優先度が今後のプランのコンセプトにもなっていきます。ご家族で十分に話し合いましょう。
予算は
希望の設計プランが出来上がったら今度は見積もりです。当然、ここまでくるには予算も検討しつつプランを煮詰めていくものなのですが、見積もりを取ってみたら思ったより高かった、なんてことが多く見受けられます。
その為に、最終見積もりを取って、予算と勘案し、取捨択一を加えて契約できるまでの内容に吟味しておきます。
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